なんだろう?? そらまめしょくどう と アトリエファーベ
きていただき、
ありがとうございます!
2021年6月に
「多機能型事業所そらまめ」
という事業所がうまれました。
多機能型と言うのだから小さい事業所に
二つのやりたいことが詰まっています。
「そらまめ食堂」は栃木県真岡市のまんなかにあるのんびりした食堂です。働いているなかま(利用者)は何かしらの障害がある人たちですが、うまい具合にその人その人のいいとこ取りをして、障害が障害になっていないのがさいわいです。逆にこの仕事だけはNO1な人が多く、それがやたら細かすぎて、その集合体がそらまめ食堂です。丼ものを食べに来られたおじちゃんが思わず「なんだかここは店員がやたら多いなあ」とおっしゃるのはごもっとも。そして、できないところは思いっきし目をつぶりますので、職員を含めてマルチなスーパー店員がいないのもそらまめ食堂の特徴です。食堂だけでなく「そらまめ工房」というのもあり、いろいろな雑貨を作っています。それをお店の入り口で売っていますが、ここにもまたぶっ飛んだおもしろ人間がたくさんいて、作られたものがどれもユニークなのは仕方ありません。
「アトリエファーべ」はそらまめ食堂のななめ下の謎の廃墟を直して「まめごや」と名付け、アトリエとして使い始めた生活介護事業所です。もともと法改正のドサクサで就労系の事業所にいた人が多く、基本真面目な性格が裏目に出て、単調な作業を何年も何十年も黙々とさせられてきた人たちです。させてきたのは何を隠そう我々ですが、障害が重くても仕事をするのはなんと尊いことだと勝手に思い込んでいましたが、本当はどう思っていたのかは定かではありません。
しかしながら今確実に思うことは、この人たちの表現方法としてアートがある!まめごやで生れた数々の傑作をみていると、何故もっと早く気づけなかったのかと悔やまれますが、そんなことはどこ吹く風で、今日もまめごやでは想像を超えてしまうすごいのが普通に生まれています。
「まめっこ食堂」は子ども食堂+地域食堂を真岡でやりたい!と願う人たちが集まって2022年6月から始まったハッピーなプロジェクトです。名付けて「まめっこ食堂実行委員会」。メンバーは地元の高校生、民生委員、社協職員、農家、元教員、近所のおじさん、おばさん、…そこにそらまめのスタッフと利用者も加わり、隔週の金曜日の午後4時半から6時まで、そらまめ食堂にてお弁当を配布しながら子どもも大人も楽しめる空間づくりをしています(感染予防のため、今現在はお弁当配布にしています)。
そもそも私たちの考える「子ども食堂」とは、貧困根絶!孤食NO!なんて声高く掲げているわけではなく、それも含めた生活の中に潜むピリピリ感ザラザラ感を少しでも解消できたらと思うのです。日常的に多忙なママには二週間に一度だけでも夕飯づくりから解放されて親子が向き合う時間にしていますし、一人暮らしの高齢者はお弁当をもらうだけではなく、スタッフとしてたくさんの人と会話をしてもらいます。障がいがあるとか無いとか感じさせないそらまめ食堂だからこそできる「そらまめ的こども・地域食堂」がどこまでいくのかこうご期待ください。